The 25th Asian Mountain Bike Championship, by Kazuki Shimizu

開催:7月25-28日
ダウンヒル(DHI) 男子エリート

 

Seeding:4位 4:11.853 +6.020
Final :4位 3:57.296 +7.575

Bike:Intense Cycles M29 M size From Delighted
Component:Spank, E*thirteen
Rim:Spank
Saddle:Spank
Eye wear:OAKLEY
Wear:Japan Wear
Shoes:Afton Shoes

 

 

年に1度のアジアマウンテンバイク選手権に出場してきました。
今年も日本代表に抜擢頂き、XC(マウンテンバイクで登って降る競技)とDHの選手、監督、メカニック、マッサーで移動をした。
かなりの大所帯で空港チェックインなどスムーズにいかないことも。最終目的地のベイルート空港到着後はバスでホテルまで移動した。

2019年の開催地は中東レバノン。2012年にもここで開催されましたが、その当時はレバノン周辺国で内戦が勃発している最中で厳戒態勢の中開催された。そして、今年は少し落ち着いた雰囲気で新しい建物も多く建っており戦争の面影は感じなかった。
一部スラムな地域もあったが、会場周辺はスキーリゾートとして開発されており富裕層が生活している雰囲気の街であった。

 

 

 

会場にはリフトが無数あり、ヨーロッパの大規模なスキーリゾート的な印象。しかし、今回の選手権ではこれらのリフトは使用されなかった。搬送では四駆車にトレーラーを引っ張り、荒野を登っていった。トレーラーも自転車を積むために何かしてあるものではなく、フラットの鉄板車体にバイクを逆さに乗せてハンドルとリアタイヤをタイラップで縛るというリハーサルしていなかった感満載な搬送であった。

 

 

スタート地点は標高2,000m超えの高所で、かなり眺めがいい場所だった。そこから約4分間フラットな区間が目立つコース。もりもり漕ぐ部分が多くあり、コーナーは岩や砂利でバフバフなコンディションで得意なコースではなかった。コースウォークを終えて難しい部分の写真を何度も見返して見た。会場の横には軍事基地があり、戦車が何台もトラックに積まれて運ばれている場面もあったりとなかなかすごいところに来たなと(笑)

 

 

コース上にも銃弾がいくつも落ちていて、オフィシャルトレーニング1日目の朝にその軍事基地からなのか、大砲が発射されて近くの山に当ったという連絡が入り、その日のスケジュールは中止となった。地元の大会運営側は「何も問題ない」の一点張りでしたが、レース管轄のUCI コミッセール側は中止にするべきという判断だったと言う。

 

 

今回も乗るバイクはIntense Cycles M29 。かなり乗り慣れてきており、29erのスピード感、ペダリングでの加速、安定感と良い部分の多い29er。セッティングの大幅な変更もなく、普段通りの走りをすることができたと思う。タイヤはレインタイヤのブロックノブが高いものを選択。少しカットしてヨレをなくした。

 

限られたオフィシャルトレーニング時間を終えて、迎えた予選では良いスピード感で走れた。ペダリングセクションではなるべく漕ぐことなく他のセクションでどれだけ攻められるか試すようなシーディングであった。あとは、フラットセクションでどれくらい漕げるか。
迎えた決勝。1本の練習を終えて13:30スタート。程よい緊張感とたくさんやる気で「よっしゃー」という気分でスタート地点へ向かった。

 

 

スタート地点は遮るものがないので風が強くてペダリング区間では向かい風になることが予想できた。
決勝。スタートし無駄のない走りを心がけた。コーナーでの抜けで前半1ミス。思っていたよりもコーナーが荒れていて、でかい石がゴロゴロとしていた。なるべくブレーキをかけないように攻めの走りを心がけていたが、登り返し手前のコーナーでスリップし、スピーディーに登り返すことができなかった。その分、ペダリングもきつくなり、ゴール手前の約40秒間漕ぎ続けるセクションではかなりしんどかったがゴール。

 

 

暫定topのタイムではあったが、予選でも速かった残りのライダー3名にタイムを更新されて4位でフィニッシュ。アジアのレベルも上がってきており、7.5秒の差は完敗である。ここのコースで優勝するためには、持続する脚力が必要になってくるので、今後集中的にトレーニングをして高めていければと思います。

 

応援してくださった皆様、ありがとうございました。

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